2005年2月


樹上で暮らす寄生木 名前: Sawaの父 [2005/02/01,22:23:51] No.316
ヤドリギ(宿り木)
 全国に広く分布する50cmほどの常緑の寄生木です。ヤドリギの語源は,宿り木の意味で,他の樹木に寄生して生活することによります。
しかし,葉には葉緑素があり自らも生存する力も持っています。
ヨーロッパではこのヤドリギをクリスマスの装飾品として使うそうです。
撮影地:滝上町
ミンクのコートを着ているようです 名前: Sawaの父 [2005/02/04,22:32:44] No.317
 冬芽(ふゆめ、とうが)
  立春を迎え,寒さの厳しい北国でも木々の冬芽がふくらんできました。
 冬芽は大きく分けて芽鱗(がりん)と呼ばれるもので被われているものと、裸芽(らが)に分けられます。

 芽鱗には魚の鱗のようなものから、毛皮のコートのようなもの、あるいは硬い皮のジャンパーのようなものもあります。これは冬の寒さから中の葉や花のもとを守るためです
 
 写真中央の毛皮に被われた2つの芽はキタコブシの花芽です。その下に小さく見えるのは葉になる芽です。
撮影地:興部町(17.2.4)
貯食性 名前: Sawaの父 [2005/02/06,22:22:56] No.319
大忙しのエゾリス
 エゾリスは主に木の実やキノコ、昆虫を食べますが,シマリスと違って冬眠しませんから、秋の内に沢山のクルミやドングリを土の中や木の枝の股に隠し食べています。ですから、エゾリスは厳しい冬でも活発に動き回るのです。

ピョンピョンと跳ぶように歩くのでが,雪原に残された足跡の真ん中に筋のように見え一本のはエゾリスが尾を引きずった跡のようです。
撮影地:滝上町
十二単を着ているようです 名前: Sawaの父 [2005/02/14,23:13:04] No.324
ミズナラの冬芽
十二単(じゅうにひとえ)を着ているようです
ミズナラの冬芽は20〜25枚もの芽鱗(魚の鱗のようなも)のにつつまれていて,宮廷女官が美しさを強調するため着物を何枚も重ね着する十二単(じゅうにひとえ)を連想してしまいます。
頂芽(真ん中の芽)のまわりにたくさんの側芽が着いていて,身を寄せ合って厳しい寒さに耐え,躍動する春の到来を待っているかのように見えました。
撮影地:雄武町(17.2.13)
羊の顔に見えますか 名前: Sawaの父 [2005/02/16,22:00:17] No.325
葉痕(ようこん)
 冬芽ををよく見ると、芽の下側に,まるで人や動物の顔のように見える模様がついています。
「それは葉が落ちたあとで,目や口に見えるところは、葉と茎をつないでいた水や養分の通り道のあと(維管束痕)です。

 葉痕(ようこん)の多くはとても小さくルーペがあるとより楽しく正確に観察ができ,形や模様から木の種類が判ります。
写真はオニグルミの冬芽ですが,葉痕は可愛い羊の顔に見えることから人気があります。
撮影地:西興部村(17.2.16)
Sawaからのメッセージのように聞こえます 名前: Sawaの父 [2005/02/18,23:57:54] No.327
 妻が大粒の涙だを浮かべながら「この詩いいよー」と言って渡してくれた一枚の紙切れ。
そこには誰がつくったのかわからない一編の短い詩がありました。
 
千の風になって
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ 
冬はダイヤのように きらめく雪になる
 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
 夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
あの大きな空を 吹きわたっています

原作者(英語)は不明ですが,私には「Sawaからのメッセージ」に聞こえました。
生前のSawaは,天国に行ってもじっとしているような奴ではありませんし,そんな生き方もしてきませんでした。
 ですからSawaは眠ってなんかいないんです。
千の風になって大空を吹き渡っているはずです。
千の風になって,いつでもそばにいるのです。
17.2.18 Sawaの父記

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