厚田の思い出(厚田公園編)
 厚田村(現石狩市)は札幌から車で約一時間の距離にあり,日本海に沿った小さな漁村です。
 厚田公園は,その小さな町を一望する丘の上にあります。
 Sawaの家族が初めて厚田公園を訪れたのは昭和56(1981)年5月31日のことでした。
公園には厚田日記で知られる厚田村出身の子母澤寛や第43代横綱吉葉山の記念碑,戸田城聖(創価学会第2代会長)の復元された生家などが展示されていました。

 あれから27年,日本海を一望する厚田公園の展望台は、愛を誓い合い、プロポーズするのにふさわしい観光スポット100ヵ所を選定する「恋人の聖地」プロジェクト(2006年7月)において、北海道で初めて選定されたそうです。
恋人の聖地になった展望台には,金色のプレートが置かれ、「誓いの鐘」というモニュメントや「愛の南京錠伝説」にちなむ鍵をかけるフェンスも登場して,すっかり様変わりしたようですが,私と妻にとってにとって厚田公園はSawaとの思い出の場所です。いつか訪れてみたいものです。


厚田公園はシバザクラが満開でした(1981.5.31,Sawa7歳,母29歳)
北海道や白鳥の形に色分けして植えられたピンクと白のシバザクラと,日本海の青い海とのコントラストに親子3人で感動したものです。
公園から市街地を一望
遠くには積丹半島を望むことができました
作家 子母澤寛の記念碑
子母澤寛の作品にはNHKのドラマにもなった勝海舟や国定忠治,父子鷹,座頭市,新撰組始末記など多くの作品がありますが,「函館戦争の敗残者、江戸の侍が、蝦夷石狩の厚田の村に、ひっそりと暮らしていた」という一節で始まる、「厚田日記」が印象に残ります。
 厚田日記の最後には「こんな北の果ての漁村とは思われぬ豊かなところがあって、先住していたアイヌもいい人達ばかりであった」と,厚田への深い思いをにじませて締めているのが心を打たれます。
厚田村来村記念スタンプ
厚田村の位置
(写真は当時の観光パンフレットから引用)
夕日のスポット
厚田公園は夕日を見る場所として人気がありました
(写真は当時の観光パンフレットから引用)
恋人の聖地(愛の南京錠)
「愛の南京錠伝説」にちなむ鍵をかけるフェンスはこんな感じかな?
昨年グアムの「恋人岬」で見た愛の南京錠
Sawaが撮った父母のツーショット
Sawaの父36歳,母29歳

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