北前船大回航
 北前船と呼ばれている船は,江戸時代から明治の初めにかけて,日本海で活躍した廻船(弁才船)のことですが,その北前船が1986(S61)6月14日江差港に入港しました。Sawaが江差中学校1年生の時です。と,言っても淡路島の造船所で復元された辰悦丸という帆船です。
 5月5日に淡路島を出発した辰悦丸は,日本海側20港もの町に寄港しながら2500qも航海して江差港に入港したのです。
 北前船が物資を運んで回航していた頃の江差は「出船三千・入船三千」のにぎわいをみせ、「江差の五月は江戸にもない」といわれるほどの繁栄ぶりだったそうです。
 Sawaはそんな江差町で10〜14歳になるまでの4年半を過ごしました。


辰悦丸とSawa(1986.6.14,Sawa12歳)
淡路島を出港してから40日間,2,500kmにもおよぶ航海を終えて江差港の着いた辰悦丸。
Sawaの母の恩師夫妻と(Sawaの母34歳)
北前船をひと目見ようと,滝川からSawaの母の恩師も駆けつけてきました
鴎島から望む辰悦丸と江差港
手前に見える奇岩は瓶子岩。
帆を降ろして休む辰悦丸
北前船まつり@
 江差町では辰悦丸の入港に合わせて様々なイベントが開催されました。 
北前船まつりA
復元された「いにしえ街道」沿いにて
北前船まつりB
陶器作りのデモンストレーションをするSawaの母
Sawaの母は江差町の嘱託で江差陶石を使って陶器の試作品作りに携わっていました
北前船まつりC
10人一組になって手こぎの船に乗って早さを競う「第8回全道弁財船競艇大会」
北前船まつりD
北前船の回航を記念して発売になった地域限定ビールのラベル
キャッチフレーズは「今,百年の時空を越えて北前船は帆走(はし)る」

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