2005年8月27日掲載


旭山動物園
 いまや超有名になり,入場者数全国一位の座に輝いている旭山動物園は,日本最北( 43度46分)の動物園です。
 旭川市の郊外にある動物園が、何故それほどの注目を集めているのかといえば,「行動展示」と呼ばれている,ありのままの動物の動きを間近で見ることができるる展示方法に秘密がありそうです。
昭和42年(1967年)7月1日に開園した,この動物園も来園者数の減少から廃園寸前の危機に陥ったそうですが,飼育係員の動物に対する愛情と何とかみんなに見て欲しいという情熱が,その危機を救ったのだと言えそうです。
Sawaは旭山動物園を3度訪問していますが,大学1年の夏に家族で訪れたのが最後になりました。当時は今のような賑わいもなく閑散としていた時でした。
しかし,ガラガラの動物園でも,訪れた人たちはみな笑顔で動物たちに接していました。 その姿をみて「太古から人間は,動物を飼育したいという欲望を持っていながら,文化を持つようになって失った、自然という楽園に対して抱く憧れなのである」と,コンラート・ローレンツが言っていたことを思い出しました。
動物好きの母の影響を受けたのか,動物を飼いたいのに住居の事情で諦めざるを得なかったSawaも,ここでは動物たちと一緒の楽しい時間を過ごし,動物たちのすばらしい能力に感動していたようすでした。

 旭山動物園は、広い公園の中に施設が点在していて,木陰や広場がたくさんあり,人も動物ものんびりとくつろいでいました。
(1992.7.21撮影 Sawa18歳,母40歳)
 ゾウさんのご機嫌を損ねると長い鼻から水が飛んでくるので油断は出来ませんでした。
(1992.7.21撮影 Sawa18歳,母40歳)
 トナカイの角はまだ袋帯と呼ばれるソーセージのような状態で,秋の繁殖期までには堅くて鋭い角に変化するそうです。
 園内には観覧車・ジェットコースターなど遊戯施設も併設されていました。一人でゴーカートに乗っているのはSawaだけでした。
 それでもSawaは楽しそうでした。
 当時,人気の高かった動物絵柄の入場券。

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