2005年5月11日掲載


ゴールデンウィーク(函館編)
長いゴールデンウィークも,私の単身赴任が始まった1999からは,任地を離れられない私のためにSawaと妻が赴任先で過ごすパターンになりました。
 2001年は函館でした。その年の函館は5月3日に桜が満開になり函館山の麓にある函館公園で過ごしました。

函館は、横浜・長崎と並び外国との交易で栄えた街で,その影響を受けた建物や街並みが多く残っていますが,函館公園もその一つで,北海道初の洋風公園です。
 当時のイギリス領事が、「病人にも病院が必要なように健康な人にも休養する場所が必要」という呼びかけに多くの市民が賛同し、資金や労力提供のほか,園内の樹木や灯篭など、全て市民の寄付によってつくられ明治12年(1879)に開園したそうです。
 
 園内には遊園地や小動物園のほか,道の有形文化財に指定されている洋風木造建築もたくさんありました。

正面入口の噴水は,1888に年にイギリスの商社が寄贈したもので,
上水道利用の噴水では日本で最初のもの。(2001.5.3 Sawa27歳,母49歳)。
公園内の高台から眺めると立待岬の方向がよく見えました
後に見えるのは函館山です。標高334mで,牛が寝そべっているように見えることから,
別名「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれています。
サクラが満開でした。
国の重要文化財に指定されている旧函館区公会堂(1910年建)の
2Fバルコニーからは函館港が一望でした。
函館公園から函館八幡宮へ、桜を眺めながらの散歩でした。
小動物園のクジャク。

2005年5月11日掲載


五稜郭公園
 函館の観光名所のひとつ「五稜郭公園」はゴールデンウィークの頃に桜が満開になります。
 桜が終われば代わって色とりどりのツツジ類が咲き誇り,そして薄紫色のフジの花と続きます。
 園内には五稜郭タワーもあり,いつも多くの人でにぎわっているのですが, Sawaの家族も何度か訪れた思い出深い場所です。

 五稜郭は、ヨーロッパの城を参考に幕府が北方防備のために安政4年(1857)から7年
がかりで築造したそうです。五つの稜が星形に突き出ているため五稜郭の名があるのですが,各稜に砲をおけば死角も少なくなるというわけです。
 地上約60メートルに展望台がある五稜郭タワーからは、星形に突き出た五つの稜を眺望することが出来ます。
公園内の市立博物館分館には,箱館戦争のときに使用された甲冑や武器など貴重な資料が多数展示されていますが,幅30メートルの外堀では大きな鯉が,「おちょぼ口」を突き出して餌をねだりながら悠々と泳いでいる姿を見ていると,ここが戊辰戦争や箱館戦争など争いの舞台となった事など忘れさせてくれます。

星形の堀をタワーの上から見ると桜色に縁取られた星の形が
とても綺麗に見えます(1986.5.9 Sawa11歳,母33歳)。
公園内には、ソメイヨシノを中心に約1700本が植えられ
函館の花見スポットとして親しまれています
大正時代に新聞社が植樹した桜も老木になり風格があります
「桜まつり」の期間中は武者行列も行われています
旧幕府軍が使用したと思われるブラッケリー砲(左)と、
新政府軍の軍艦に搭載されていたと思われる
クルップ砲(右)も展示されています。
桜の後はツツジ類が満開になります (1986.6.18)。
公園正面の入り口にアーチのように作られた藤棚
(1986.6.18Sawa12歳,母34歳)。

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