2004年4月30日掲載


弘前の桜
 「桜の古城」として全国的に知られている弘前公園の桜は、今から約300年ほど前の1715 年に津軽藩士が京都から25本のヤマザクラの苗木を取り寄せ,城内に植えたのが始まりと伝えられています。
 「神聖な城内で平民こぞって桜見物など許さん」と,一部の士族の迫害を受け、苗木が抜かれたり枝が折られたこともあるようですが,現在はソメイヨシノを中心にシダレザクラ、八重ザクラなど約5000本の桜が園内を埋め尽くしています。
Sawaの家族はSawaが中学生になったばかりの時(1986)に,弘前の桜を見るための小旅行しました。
「弘前の桜を見ないで桜を見たと言うな」言われているだけあって,古城の白壁と老松の緑とあいまって見事なコントラストを描いていました。
 特別照明に 照らされた夜桜は城を巡る濠に映り、その風情はまるで幻想の世界を見ているかのようで感激しました。
17.4.28 Sawaの父記


弘前城天守閣前にあるシダレ桜
弘前公園の桜のトンネル
明治維新まで260年間、弘前藩主の居城として、祭り事(政治)の中心となっていた弘前城
100年以上も前(1895)から「さくらまつり」として市民に開放され親しまれていたそうです
風が吹くと花吹雪状態となって花びらが散ります
弘前のりんご園から見た岩木山(標高1625m)
ライトアップされた桜と城

2004年4月18日掲載


地球岬
 地球岬とは何とも雄大な名前ですが、もともとは、アイヌ語で「親なる断崖」を意味する「ポロ・チケップ」から「チキウ」となまって「地球」という漢字を当てはめられるようになったとのことです。
その岬は室蘭市母恋(ぼこい)にあり「北海道の自然百選」や「新日本観光地100選」などで1位に選ばれた景勝地です。「地球が丸く見える」がキャッチフレーズで人気の観光スポットのようです。

 室蘭はSawaが青春時代の6年間を過ごし,私たちにも思い出の多い土地ですが,地球岬を最初に訪れたのはSawaが大学に入学した1992年のゴールデンウィークでした。景色もさることながら私の脳裏には,売店のおばさんが掛けてくれた暖かい言葉が焼き付いています。
 「工大生かい」,「お酒に気をつけなさいよー」「一気飲みは体に悪いよ」「親に心配掛けるんでないよー」と。
 他人のことを「見て見ぬふり」する風潮が加速する中にあって,その一言を聞いたとき,私は何故か,安心感を覚えました。
17.4.17 Sawaの父記


地球岬展望台にてSawa18歳,母40歳
海面から約120mの断崖上にある展望台からは,地球の丸さを実感でき,遠く駒ケ岳や青森県の下北半島まで眺望できるはずでしたが,その日は生憎の濃霧でした。
断崖絶壁にせり出した展望台は,足がすくみそうでしたがハヤブサ(野鳥)の生息地の他,運がよければイルカやクジラの回遊する姿も見えるそうです。
岬の先端に立つ白亜八角形の灯台の名は「チキウ岬灯台」。 アイヌ語がなまった「チキウ」のままで日本の灯台50選にも選ばれています。

2004年4月4日掲載


室蘭工業大学
 Sawaが室蘭工業大学に入学したのは1992年4月のことでした。
合格発表のその日に,親子3人で住居探しに室蘭を訪れました。
大学生協の住居紹介カードを頼りに,気に入った物件を探しに出たのですが,案内役をしてくれたのが室蘭工業大学自動車部の高田さんでした。高田さんは当時,部長だったと記憶しています。
 住居のことは2の次で話題は自動車部のことで,Sawaにとっては願ってもない出会いであったようです。
その後Sawaは多くの先輩や後輩の皆様と巡り会い6年間の楽しい学生生活を過ごしたものと思います。

春は別れと出会いの季節と言いますが,去る3月22日には今春,社会人としてスタートする6人が卒業や就職の準備でご多忙の中をSawaにお別れ(報告かな)に来てくれました。
 Sawaが亡くなった後,私達のことを「お父さん,お母さん」と言って励ましてくれた彼らだけに,今度はいつお会いできるのかと考えると急に寂しくなってしまいました。
お元気でご活躍されることを心から祈念しています。
 17.4.2 Sawaの父記


入学宣誓式の朝
恥ずかしがるSawaを校門前に立たせて撮った記念の1枚
登別温泉で
合格発表のそ日,住居も決めてホッとするSawa。
イーストプラザ工大
Sawaが6年間お世話になったアパート(1F104号,手前が101号)。
拓男さんがその上の204号に入居されていたとか?
イーストプラザ工大104号室の見取り図
カーテンやベットを購入するためのメモ(Sawaの母記)。
学生生活最後の日
就職活動は1社だけに絞り他には目もくれなかったので,着用する機会の少なかったリクルートスーツです。
イーストプラザ工大のすぐ横を流れる鷲別川沿いにのサクラ並木は,毎年見事な花を咲かせていました。
平成17年に新社会人となるSawaの後輩の皆さん(翔吾君撮影)。

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