2004年11月11日掲載


はじめに
 Sawaの家族はS62年(1986)11月2〜4日の小旅行をしました。
行き先は十和田八幡平国立公園。
森林が美しく八甲田連峰のアオモリトドマツ林、蔦温泉付近の深いブナ林、奥入瀬渓流沿いのトチノキ、カツラを中心とした落葉広葉樹林など変化に富んだ自然と,その土地ならではの独特の味や、見事な伝統工芸の技や地場産品に出会うことができました。

酸ヶ湯(すかゆ)温泉 (Sawa中学1年,母34歳)
酸ヶ湯は、三百年も昔から開かれていた山の温泉宿で、八甲田山の主峰、大岳のふもと海抜900メートルの高地にありました。
 スケールの大きな国民湯治場といえる温泉で,木造大浴舎(木造として日本一の大きさ)「ヒバ千人風呂」が有名です。
 1896年に木造2階建ての小さな客舎が初めて建てられましたが,1920年に改築され,現在は木造2階建て7棟が渡り廊下でつながっており「ウナギの寝床」のようで,迷ってしまいそうです。
十和田湖
十和田湖は、標高400メートルの山上にできた,二重カルデラ湖で 水深の最深部は327メートルもあり20種の魚類が生息しているそうです
 中でも有名なヒメマスは、明治36年、青森県が支笏湖から移入した卵を和井内貞行が譲り受け養殖に成功したものだそうです。
秋田県大館市駅前
 秋田名物といえば,「大館曲げわっぱ」と「きりたんぽ」。
「曲げわっぱ」は」秋田杉を薄く剥いで、熱湯につけて柔らかくして曲げ加工を施し、山桜の皮で縫い止めをして完成します。
 木肌の温もりを生かしたこの製品は工芸の逸品といえます。
「きりたんぽ」も、この大館が発祥で,その昔、炭焼きや秋田杉の伐採のため山籠りした人たちが、山小屋で残り飯やおこげを練ってトリ鍋に入れたり、味噌を塗って食べたのが始まりと伝えられています。
きりたんぽを食べ,曲げわっぱ買い求めた旅は,今となってはSawaとの良い思い出です。

2004年11月17日掲載

はじめに
 11月15日は七五三です。
 数え年で三,五,七歳の子供の成長を祝ってお宮詣りする現在の形は,江戸時代の武家や商家で広まったと言われています。
 もともとは,三歳で髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」,男の子が五歳で初めて袴をつけてさらなる成長を祈る「着袴(ちゃっこ)」,女の子が七歳で着物を着て帯を締める「帯解(おびとき)」の三っつの儀式をひとまとめにしたことに由来しているといいます。
 そして,いつしか7,5,3の数字を足した15日になったといいます。

Sawaの晴れ着は袴ならず母手編み
(1978.11.15,Sawa5歳,母26歳)
 5歳の晴れ着スタイルは袴が定番ですが,祖父母や叔父叔母の「財布」が当てにならず,質素倹約をモットーとして暮らすSawaの父母は,Sawaの晴れ着を母が手編みしました。
晴れ着スタイルはどうあれ,Sawaがこれからも病気や事故のないよう健やかな成長を祈る気持ちに変わりはありませんでした。
千歳飴と七五三
 釧路市の鳥取神社でお宮参りを済ませ「長く伸びる」という縁起にあやかり授かった寿や鶴亀が描かれた化粧袋入りの「千歳飴」を持っての記念撮影。

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