2004年9月13日掲載
はじめに
北海道には人の住む離島が5つあります。
稚内から訪れる最北限の島、礼文島、利尻島。羽幌から訪れる天売島、焼尻島,そして江差、瀬棚から訪れる、奥尻島です。
Sawaの家族は,その奥尻島に今から20年前の1984年,Sawaが小学校5年生の夏休みに訪れました。
その後,奥尻島はマグニチュード7.8の北海道南西沖地震(1993年)により,死者,行方不明者198名もの尊い人名を失いました。繰り返し放映される悲惨な状況に心を痛めていましたが,島民の皆様は、その辛さや苦しみに耐え,1998年3月17日に完全復興を宣言したのには感激しました。
復興後の奥尻に,行ってみたいと言っていたSawaの願いは叶わぬものとなってしまいました。
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写真57 鍋釣岩 奥尻島のシンボル的存在の名勝「鍋釣岩」。 高さ18mの大岩は、鍋のつるのような形から「なべつる岩」と呼ばれています。 少しずつ風化かすすみ,岩肌がもろくなっていることからこの形を永遠に保つためにはどうするべきか検討されていました。 |
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写真58 北追岬 北追岬は島の西側にある神威脇漁港を見下ろす小高い丘にこの公園があり,彫刻家 流 政之氏による彫刻が置かれており自然散策を楽しみながら彫刻鑑賞ができました。 |
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写真59 賽の河原 賽の河原は奥尻島の北端、稲穂地区の荒涼とした海岸沿いにあり,道南5霊場のひとつで、明治20年に地蔵尊像が祀られた,約6万u(札幌ドーム約5万u)の敷地に参拝者によって積み上げられた石の塔は海難犠牲者や幼少死亡者などのさまよえる魂の慰霊の地となっていました。 |
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写真60 島の西海岸「モッタテ岩」 島の西海岸は海水浴、キャンプ、磯釣りに適した砂浜や磯が続き、そこにはどこかユーモラスな形をした多くの巨岩がそびえたっていました。 特にピラミッド型の「無縁島」はこの西海岸の中心で、伝説によれば僧無縁が数珠を手に頭を垂れている姿だと言われています。 海産生物のホヤの形によく似た高さ25m程の大岩が「ホヤ石」です。 この岩は、男性シンボルが日本海に向かってつきたってみえるところから、「カブト岩」は戦国武将の鎧甲に似ているところから、その名前がついたそうです。 |
2004年9月20日掲載
はじめに
今年もまた,日本百名山の一つである北海道の最高峰,旭岳(あさひだけ2290m)の初冠雪がニュースになりました
その旭岳にSawaが高校3年生の夏に家族3人で登山しました。
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姿見の池付近で(Sawa高3,母38歳) 旭岳ロープウェイの姿見駅で下車して登山開始。 姿見ノ池までの旭平付近は、どのコースをとってもお花がいっぱいで観光客の格好の散策コースにもなっていました |
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ルートは一本道 山頂は終始見えているがなかなか近づかない。 |
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金庫岩の前で 足場の悪い登りも八合目を過ぎ金庫岩まで来ると,もうひとふん張りで山頂です。 金庫岩は,大雪山連峰を縦走する登山者の重要な目印になっているのですが,近くに同じような形をしたニセ金庫岩があり,濃霧などで視界の悪い時は,金庫岩だと勘違いしてルートを誤り,遭難事故につながることも多いようです |
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山頂で(標高2290m) 天気が良く 風も無く実に快適な登山でしたので,山頂では表大雪の山々にとどまらず、北海道全土が見えているような感覚で360度の景観が待っているはずでした。 しかし,途中から風が強くなり山頂は霧に覆われてしまいました。 それでも霧の切れ間に見える下界の景色に思わず3人で歓喜の声を上げてしまいました。 |